2009年08月06日
七夕の思い出
鹿児島の節句はひと月遅れで以前は行っていました。
雛祭りは4月3日、端午の節句が6月5日そして七夕は8月7日といった具合です。
子供の頃からそれに慣れ親しんだ私は今でもその方がピッタリくるのです。
特に七夕は夏休みの子供達と夜遅くまでおしゃべりしながら色んな飾りを
作って楽しみました。
私が子供の頃は、リヤカーに沢山の笹竹を積んで売り歩くのが見られました。
私は何日も前から折り紙や、仕舞っておいた綺麗な包装紙を使って飾りを作ります。
お店にも可愛い図柄の七夕飾りが沢山並びます。
でもあまり買ってもらった記憶がありません。
父は器用な人で、紙縒りはもちろん私がほしがる物は大抵作ってくれました。
願い事を書くのは7日の早朝、里芋の葉にコロコロと転がる朝露を集めて、
墨をすり願いを込めて一枚だけ。
情景はきれいに思い出すのに、何を願ったかは全く思い出しません。
紙縒りを撚る父の手元を手品でも見る様に見つめる子供の私が居ます。
写真の七夕飾りは大人になってから、おもちゃ屋で見つけたデッドストック。
スペースものでタイトルが<月世界 七夕まつり>
薄手の油紙の袋に入ってます。
宇宙船に犬が乗っているのを見ると、1957年にソ連が打ち上げたスプートニク2号の
ライカのつもりかもしれません。
それから推測して、1958年の七夕飾りではないかと思います。
今日はこれで、モビールでも作りましょうか。
懐かしの <七夕かざり>