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Posted by チェスト at

2012年06月15日

久しぶりに

雨の金曜日は釦のことを。

以前ディミニボタンのお話しをしましたが、今回はそのコレクションの楽しさをご紹介したいと思います。

<ディミニボタン>はDiminutives(ディミニュティブス)のことで
素材にかかわらず10ミリ以下の釦をさします。
(3/8インチ=約9.5ミリ)

小さい物が好きな私が一番惹かれる釦のジャンルでもあります。

主にベビー服に使われたと思われますが、小さな中に作り手の遊び心や技術を垣間みます。

これは12.5センチ×16センチの台紙(葉書サイズ)に40個の様々な素材の釦が留めてあります。






一番大きいのがこの薊の釦で約10ミリです、素材はメタルです。
写真は実物の1.5倍程になります。


一個の小さなボタンもその個性を輝かせながら、人から人へと伝えられて行きます。
そして集まったボタンをバランスよく留めるだけで素敵なコレクションになります。
私はこのコレクターを知りませんが、とてもセンスのある方だと思います。
コレクションの価値はボタンの値段では決まりません。
単純にボタン屋として計算すると一個の平均値300円として40個×300円で12000円ですが、
時代と素材、それとコレクターのセンスが付加価値としてプラスされます。

何時か私はこのコレクションをドレスアップしたいと思っています。
黒のベルベットに留め直し、シンプルなスチールで額装したらもっと釦が輝くと思います。
このコレクションが私のコレクションになるのはその時です。

好きな素材や好きなモチーフで釦のコレクションいががですか。


そして来る7月8日(日)、古書リゼットさんの10周年記念のイベントにお誘い頂いています。
ブックパサージュでの一日だけのイベントになります。
更紗屋雑貨店の店主はまだ旅の途中ですが、少しずつ釦も届いています。
どんな展開にしようかと私はワクワク思案中です。




  


Posted by バラ色の雲 at 16:44 │Comments(0) │釦のこと

2011年07月01日

ボタンとルーシー・リー

久しぶりにボタンのことを。

先日ルーシー・リー展を見てから気になっていたのが<ビミニボタン>です。

ビミニボタンとは1940年にチェコ出身のFritz Lamplがロンドンに設立したBimini社で
作られたガラスボタンの呼び名です。

プレスモールドガラスの裏に金属のシャンク(ボタンの足)が付いています。
その金属にMADE IN ENGLANDと鉢植えの植物の刻印があります。

どこでルーシーと繋がるかと言うとルーシーもBimini社に所属していたことがあり
彼女の陶製のボタンと同じく、このボタンもオートクチュールのボタンだと言う事です。
それにルーシーの図録で見たフラワーポットの窯印。

手元に3種類6個のビミニボタンがありますが、その中で一番大きい下のボタンは
ルーシーのデザインではないかと思います(あくまでも私の印象です)

   直径約40㎜

   シャンク部分

    
     約30㎜
    

     直径約25㎜

                  (モチーフには動植物や人物の横顔が多く見られるそうです)

 
 何時か陶製の彼女のボタンに出会いたいです。
ルーシー・リー展で本物が販売されていましたがとても手の出る値段ではありませんでした。(5個10万円)

補足ながら刻印がMADO IN ENGLANDだけのボタンはビミニタイプと呼ばれる様です。  


Posted by バラ色の雲 at 10:27 │Comments(0) │釦のこと

2011年05月22日

眠っているボタンに旅を

全国各地からはるばる鹿児島に届いたボタン達を川辺の店遊び萌で販売しました。

  1袋100g…¥100

用意した20袋は午前中に完売いたしました。

手作りをされる方々にとても喜んで頂きました。

売上の全額を義援金といたします。

息の長い応援活動にしていけたらと思っています。
これからもよろしくお願いします。  


Posted by バラ色の雲 at 19:15 │Comments(0) │釦のこと

2010年10月08日

フラワーモチーフの釦

先週のフラワー釦の続きです。

ペーパーウエイト(文鎮)と呼ばれる釦
  12ミリ程


  15ミリ程

透明ガラスの中にガラスのお花を閉じ込めてあります。
ガラスのペーパーウエイトに似た雰囲気があるためそう呼ばれています。

黒いガラスの上にバラをペイントしてあります。
  20ミリ程

ペイントは時代で特徴があります、時代と共にステンシルやシールに移って行きます。
ちなみに一枚目の左上のバラの釦はステンシルです。  


Posted by バラ色の雲 at 08:06 │Comments(0) │釦のこと

2010年10月01日

フラワーモチーフ

金曜日は釦のお話を綴ります。

今回は釦に一番多いモチーフについてです。

一般女性の服に釦が使われるようになったのは19世紀に入ってからのようです。
それまで女性の服は紐で結ぶ形が多かった様です。
そして女性の服に釦が使われ出すと、女性向けに花のモチーフが多く取り入れられ、
色んな素材に見ることが出来ます。



     ルーサイトは硬質で透明度を長く保ちます。
これはフランス製で裏からペイントしてあります、8年程前サンフランシスコの釦屋さんで見つけました。
コレクション用に買った物で、1940年頃の物です。

   木製の釦にハンドペインとしてあります。
手書きの釦は世界中で作られていますが、これは多分フランスの物と思われます。

  
   グラスビクトリアンと呼ばれるガラス釦です。
アール・ヌーボーデザインの釦で、不透明なガラスにペイントされたのが一般的ですがこれは透明なガラスで作られています。


   セルロイドの釦です。
セルロイドは整形しやすくステンシルで模様や色付けも出来る為多くの釦が作られました。
でも可燃性があることや、量産し易いプラスチックの誕生とともに消えてしまいました。

他の釦については又来週お話しします。  


Posted by バラ色の雲 at 12:36 │Comments(0) │釦のこと

2010年09月24日

ボタンのシートは

金曜日はボタンのお話を少し、今回はボタンシートについてです。

オリジナルのシートに留められたボタンは未使用がほとんどです。

そのシートのデザインからは時代の雰囲気が伝わります。
いかに女性達にアピールできるか、シートのデザインは重要です。
そこで多いのがバラやチューリップ等、花をモチーフにしたものです。







可愛いベビーが描かれたベビー服用。




更紗屋もボタンシートを作ってみました。




モチーフにはチューリップとプリムラ、そしてわすれな草を使いました。


コレクションの中には、前のコレクターがその方のセンスでシートに留めたボタンもあり、
ボタンの楽しさが広がります。

更紗屋のシートも、コレクションしたり、額に入れたり、プレゼントに添えたりと
お役に立てたら嬉しいです。  


Posted by バラ色の雲 at 12:25 │Comments(2) │釦のこと

2010年09月17日

ガラスの

ディミニュティブスです。

  台紙サイズ10×10


べビードレスに使われていた8ミリ程のボタンですが、
大人服のボタンと同様の繊細さです。

中にはアールヌーボーやアールデコ様式のデザインも見られます。






ガラスは変色や退色が無いので100年の時間を感じるのはそのデザインの中です。  


Posted by バラ色の雲 at 08:02 │Comments(0) │釦のこと

2010年09月10日

ディミニボタン

金曜日はボタンの事をお伝えしたいと思います。

1センチに満たないような小さなボタンを、素材にかかわらずDiminutives(ディミニュティブス)
と呼びます。
コレクターの間では<ディミニボタン>もっと簡単に<ディミニ>で通っています。

サイズは厳密には、3/8インチ=約9.5ミリ以下のものに限られます。

 台紙サイズ18×13.5㎝



素材は色んな物が使われていますが、私が好きなのはメタル素材です。

「作り手の心意気は何処から来るもの?」
「今是を作れる人がいるのかな?」
「どんな服に付いてたのかな?」
色んな思いで見つめています。







100年もの時代を経た小さなものが私の手の中にあるこの不思議と幸せ。

来週はメタル以外のディミニボタンを紹介します。  


Posted by バラ色の雲 at 08:49 │Comments(0) │釦のこと

2010年09月03日

黒曜石の代用品として

今日から毎週金曜日はボタンの事をお伝えしたいと思います。


 ヴィクトリア女王は1861年に夫をなくしてからは、黒いドレスにジェット(黒曜石)の
アクセサリーやボタンを身につけ喪に服されたそうです。

ジェットは流木が化石化したもので紀元前より装飾品として珍重されてきたものですが、
非常に高価な為当時それの代用品として、黒いガラスボタンが庶民の間に流行したそうです。

その時代からドイツやチェコを中心に今でも作られています。
中でもフランスのものは当時を思わせる繊細な雰囲気を持っています。

写真は今回イギリスで見つけたもので、ボタンのサイズ見本のようです。

一番大きい物が直径4.5㎝ 小さい物が1㎝



ボタンは国境だけでなく時代をも越え多くを伝えます。  


Posted by バラ色の雲 at 20:55 │Comments(0) │釦のこと

2009年10月13日

木の実のような




日毎に秋の深まりを感じます。

ふと手にしたボタンからイメージを広げて、
木の実を繋いだ様なブレスレットを作りました。

使ったボタンの多くは、<ベジタブル アイボリー>と呼ばれている
南米のタグア椰子を使ったものです。

象牙のような質感と、染色や加工が容易な為に、
19世紀半ばから20世紀初頭まで広く作られました。

1センチ程のボタンの中に細かい模様が見られるものもあります。
時が色付けしたような、こっくりとした色合いが好きです。

地味なボタンですが、それ故に貴重な気もします。
世の常で、大量にあった庶民のもの程残らない様です。  


Posted by バラ色の雲 at 23:52 │Comments(6) │釦のこと

2009年09月03日

訂正ならびにお知らせ




萌のワークショップへのお問い合わせありがとうございます。

そそっかしい私ならではの間違いがありましたので訂正させていただきます。
9月8日は火曜日です。
失礼致しました。


ブレスレットと共に、ボタンを使ったフレームの材料もお持ちします。
お時間に余裕のある方はこちらもお楽しみ下さい。

こちらは、ボタンが好きなだけお使い頂けます。
フレームはご用意致します。

写真は夏休み子供教室での参考作品です。

改めてご案内致します、

   <ボタンを使ったワークショップ>

場所>川辺の店遊び萌
日時>9月8日(火)午前10時〜12時
参加料>ボタンのフレーム¥500
    ブレスレット¥2000

    ※お手元に思い出のボタンや、壊れたアクセサリーなどありましたら、ぜひお持ち下さい。  


Posted by バラ色の雲 at 23:52 │Comments(0) │釦のこと

2009年07月14日

準備してます

   <コレクターアイテム>


先日洗ったボタンの一部を今度のイベントに持って行きます。

コレクター向けも少しですがあります。
貝ボタンやガラスボタンで夏を感じて頂けたら嬉しいです。
ベークライトの柔らかい感触も直に触れて知って欲しいです。

もちろん手作り品のポイントにお使い頂けるボタンも沢山用意しました。

まだまだ準備して、ドルフィンでお待ちします。

   <ビンテージの貝ボタン>


   <5ミリ以下の貝ボタン>  


Posted by バラ色の雲 at 09:26 │Comments(2) │釦のこと

2009年06月04日

ボタンを洗う日々

 <磨く前(上)磨いた後(下)>


 <洗う前の貝ボタン>


 <お風呂上がりのボタン>




二週間に渡るpoturiさんでの展示会も終わり一息ついたところです。

今日は雨で庭仕事が出来ません。

ボタン展で沢山のボタンがお客様の手に渡って寂しくなったのもあり、
久しぶりにボタンを洗う事に。

更紗屋のボタンはほとんどが古いものです。
シートに付いたボタン以外は、一つ一つ手で洗います。
大変そうだけどこれが私の大きな楽しみなのです。

素材や年代、作られた国や場所へ旅をする時間です。

右から左へお売りするのではなく、私と娘の目や手を通し、
更紗屋のボタンとしてお客様へお渡ししたいからです。

何十年も時を経たボタンはここで初めてお風呂に入り
さっぱりとした表情をみせてくれます。
その瞬間私は更紗屋のボタンが誕生すると思います。

職人の心意気やその時代の空気感までボタンは伝えてくれます。
まだまだボタンの旅は終わりそうにありません。
ボタンを洗う日々が続きます。


 <台座にはチェコスロヴァキアの刻印>  


Posted by バラ色の雲 at 10:27 │Comments(2) │釦のこと

2009年05月31日

ありがとうございました。

   <キャリコボタン>


ボタンを旅すると題したボタン展を今日で終えました。

加世田までお越し頂きありがとうございました。

ボタンの楽しさをお伝えしたくて、初めてのギャラリーでの展示でした。
多くの方とお話しして、私たちも改めてボタンの奥深さを再認識しました。

素敵なボタンを世界中から探してきたいと夢見ています。

これからも更紗屋のボタンをよろしくお願い致します。  


Posted by バラ色の雲 at 23:58 │Comments(0) │釦のこと

2009年05月23日

ノスタルジック










ボタン展開催中のカフェとギャラリーpoturiさんの建物は大正時代に
建てられたそうです。

同じような時間を経た更紗屋のボタンが居心地良さそうに見えます。

木枠の窓がとても素敵です。


   


コレクションも展示してます。  


Posted by バラ色の雲 at 23:32 │Comments(0) │釦のこと

2009年05月14日

初めての展示会

  





















今日から加世田のカフェとギャラリーpoturiさんで更紗屋のボタン展が始まりました。

ギャラリーでの展示は初めてです。
時代を経た空間で、同じ様な時を経たボタンを紹介できて
本当に嬉しいです。

ボタンのファーストコレクションを探しにお出かけ下さい。
もちろん素材としてのボタンも沢山ご用意してます。  


Posted by バラ色の雲 at 23:02 │Comments(0) │釦のこと

2009年03月24日

貝のボタン




実店舗を持たない更紗屋ですが、ご依頼があればこちらからお伺いします。

今日は初めてのお客様へ貝ボタンを持って出かけます。

お見せする事が、お店する事に繋がるのですね。

ボタンを通して多くの方とお話し出来る事が嬉しいのです。




  


Posted by バラ色の雲 at 08:04 │Comments(0) │釦のこと

2009年02月21日

久しぶりに

  六花窯<ミルクピッチャー>


昨日今日の両日、久しぶりにボタンの販売でした。

イベントでしかお会いする機会がなくなりましたが、お顔を見せて頂いて、
「おひさしぶり」とご挨拶するのもうれしいものです。

小さなボタンのおもしろさを、これからもお伝えして行きたいと思います。
何処かのイベントで見かけたら、お声をかけてください。
『このボタン、どこのですか?』とか『素材は?』『時代は?』『いくら?』などなど、お待ちしてます。

<リゼット>の絵本とボタン

  kinenbiの一角
  


Posted by バラ色の雲 at 21:53 │Comments(2) │釦のこと

2009年02月20日

ヨーロッパのボタン




ヨーロッパで今回買い付けて来たボタンを20日(金)と21日(土)の両日
the life shop Kinenbiで、販売します。

古書リゼットさんもイギリスとフランスで見つけた本を持って、参加されます。

六花窯さんも、新作を持って参加して下さいます。

もちろんKInenbiさんもヨーロッパからの素敵なビンテージアクセサリーや
雑貨を紹介されます。

写真は、ドイツで見つけたガラスのボタンを中心にフランスの貝ボタンや
イギリスのビンテージプラスチックボタンなどです。

ボタン談義しましょう。

駄菓子の様な、sarasayaのボタンは1個50円からです。  


Posted by バラ色の雲 at 01:33 │Comments(0) │釦のこと

2008年09月21日

チューリップな一日

  合言葉はチューリップでした


初めてのイベント<手づくり ドルフィンマーケット>にお誘いいただき、参加いたしました。

ブログで出合った方々と、初面会日でもありました。
皆さんとてもフレンドリーにお話してくださり、楽しい日になりました。
緑館時代からのお客様とも懐かしい再会で、ボタンと云う世界共通語の様な商品を扱えることが、今更ですが
嬉しく思えました。これからも更紗屋のボタンをよろしく。

来春、今日のチューリップが咲くのを思うと、楽しみです。  


Posted by バラ色の雲 at 22:50 │Comments(4) │釦のこと

2008年09月08日

スマイル ピース カーニバルに参加しました。


   <更紗屋のボタンコーナー>


昨日は、楽しいカーニバルになりました。

残暑の中お越し下さった皆さま、ありがとうございました。

これからも、ボタンの楽しさをお伝えできればと思っています。  


Posted by バラ色の雲 at 08:05 │Comments(0) │釦のこと