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Posted by チェスト at

2013年06月21日

モチーフをつなぐ




そんな風に人は生きているのでしょうか。

その人が逝ってしまったとき、

その形見としてモチーフの欠片を拾います。


その時、欠片がその人の憶いを語り始めるのです。





そしてそれはまた、私のモチーフの一枚として綴られるのでしょうか。  


Posted by バラ色の雲 at 10:59 │Comments(0) │音の葉

2013年01月23日

竹久夢二の

特集をレトロフトのリゼットさんが開催中です。
夢二関連の古書が沢山並んでいます。

二十代初めの頃夢二のデザインに魅せられていた私は『港屋絵草紙店』が何時か憧れとなっていました。
夢二のデザインした葉書や便箋、半襟や手ぬぐいなどを売っていたお店を一人想像して楽しんでいました。
何時か自分でお店を開けたらどんな物を置こうかなと、妄想したりもしてました。
その時からお店の名前は決まってました。
港屋絵草紙店の響きを借りて更紗屋雑貨店とすることに。
布が好きで、中でも古い更紗が好きなので更紗の文字を入れる事も。

そしてなぜ更紗だったかは今ようやく解りかけて来ています。
サラセン文化への興味や懐かしさが私の中にあります。

夢二のデザインの中に異国への憧れを見る時、彼を近くに感じます。


夢二の詩に小椋桂が曲を付けたレコードを久しぶりに手に取りました。


今の季節にピッタリな詩を紹介します。

  春のあしおと
 
 どこかしら
 白いぼうるのはずむおと
 いつかしら
 足音もない春が来た
 隣の室へ春が来た
 なにかしら
 うれしいことがあるやうに
 春がわたしをのっくする

何時か何処かでこのレコードを聴いて頂きたいと思ってます。  


Posted by バラ色の雲 at 11:24 │Comments(0) │音の葉

2012年12月29日

もういくつ寝ると

♪お正月…

昭和の遊びを展示している天文館画廊に餅花を飾りました。


最近入手した若山喜志子の肉筆原稿も一緒に展示しました。



若い頃から牧水の筆跡が好きで複製を飾っていた私は、婦人である喜志子の文字を見た時、
夫婦は字迄似るのかしらと思った程です。

「正月凧」の表題はこの展示会にぴったりと思い、ご覧頂く事にしました。



剣玉や福笑い、そして鹿児島の懐かしい遊び「きいご」をご家族で楽しんで頂けたら嬉しいです。

昭和の遊び展は1月4、5、6日の三日間です。


   鞠つきや羽根つきの音が路地から聞こえていたのはいつの頃まででしょう
   お正月と言う言葉の響きもその音とともに消えてしまった様に思うのは私だけでしょうか。  


Posted by バラ色の雲 at 22:31 │Comments(0) │音の葉

2012年03月23日

HANDOMADE



久しぶりに買ったCDのタイトルです。

テレビから流れてきた曲に惹かれてパソコンで探した曲は<ビューティフル タンゴ>。
歌っているのは<インディ・ザーラ>モロッコ生まれのパリ育ち。

音楽に疎い私ですが自分の好みかどうかは一曲聞くと解ります。
でも何に惹かれるのか少し気になって彼女の事を調べてみました。
そして彼女がベルベル人の末裔と知り、何となく解った気がしました。
かなり昔からその辺の音にどこか懐かしいものを感じている私がいます。

でもそれは私に限ったものではなさそうです。
『呼び醒される五感の記憶』とCDのキャッチコピーにもありました。

意識の故郷があるとしたらそこに繋がる音やリズムを彼女は紡ぎ出しているのかもしれません。

ベルベル語で歌っているImiki Si Mik(少しずつ)は特にそれを感じます。

ルーブル美術館で監視員のアルバイトをした事のある彼女は絵のセンスも並ではなさそうです。

叶うならライブに行きたいです。




  


Posted by バラ色の雲 at 16:31 │Comments(2) │音の葉

2010年12月31日

永訣の朝を思う

今年二度目の大雪です。




一度目の大雪の日は弟のお葬式でした。

町中が音も無く静かで何より明るく澄み渡っていたのを思い出します。

その日も私は宮沢賢治の永訣の朝の詩を心の中でつぶやいていました。

逝ってしまった弟に私はかける言葉も無く、音も無く降る雪を見ていたのでした。

永訣の朝の最後の部分を下に引用します。

 「おまへがたべるこのふたわんのゆきに
 わたくしはいまこころからいのる
 どうかこれが天上のアイスクリームになって
 おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやふに
 わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ」

雪は私にとって異界への入口の様な気がします。  


Posted by バラ色の雲 at 10:08 │Comments(0) │音の葉

2010年09月02日

シルエット

好きな響きです。






綺麗なシルエットを見せているのは、猫の居ない平和を満喫しているヤモリです。




家では親しみを込めて<ヤモタン>と呼んでいます。

夜、パタパタと可愛い足音を聞くのも嬉しいです。

小さな赤ちゃんが生まれているのも見つけました。  


Posted by バラ色の雲 at 09:36 │Comments(4) │音の葉

2010年03月01日

初音




日の出前の庭に出て、空を仰いでいました。

裏山の方で、まだ幼いうぐいすの声がしました。

今年の初音です。  


Posted by バラ色の雲 at 22:34 │Comments(2) │音の葉

2009年12月12日

赤いブーケ




『束ねる』

この響きが好きです。
ブーケも同じ響きがします、人の手を介して自然が物に変化する過程を垣間みます。

うろ覚えですが
『自然である花を、人の手で束ねる時それは芸術になる』
そんな意味の言葉に以前出逢いました、ゲーテだったと思います。

キッチンの棚に掛けた<ローズヒップ>と<赤とうがらし>
冬に似合う赤いブーケです。

(緑館のローズヒップとよこでーろのとうがらし)  


Posted by バラ色の雲 at 08:29 │Comments(2) │音の葉

2009年08月28日

陽水とボブ・ディラン




四夜連続の井上陽水の特集が終わりました。



久しぶりにテレビに釘付けでした。



今日は陽水の歌詞の原点にディランがある事を知り、嬉しくなりました。
似たニュアンスを何処となく感じていた私としては、やっぱりねと。

もう遅いので、明日聞く事にしてもう寝ます。  


Posted by バラ色の雲 at 00:51 │Comments(2) │音の葉