2008年09月01日
マリーローランサンと仙人草
<仙人草>
里山の、木々に絡まる白い花を見ると、浮かぶ一節があります。
「かそけきもの、スイカズラに、仙人草。」
確か、マリーローランサンの「夜の手帳」の詩の一節だったと思い、久しぶりに本を開いてみました。
でもそこにあった一節は、私の思いとはだいぶ違ってました。
「すいかずら―仙人草 いたましいものばかり。」 大島辰雄訳
是は、「紅茶茶碗」と題した長い詩の最後の一節。
この一節は、仙人草を知る以前から私のなかにあり、仙人草を初めて見たときは嬉しかったのを覚えています。
そして、スイカズラや仙人草を見るたびにつぶやきます、「かそけきもの、スイカズラに仙人草」と。
では是は誰の訳なのでしょう、堀口大学もマリーローランサンの訳をしてるので、彼かもしれません。
私は、何処でこの一節に出会ったのでしょう。
フランス語の「夜の手帳」を探してみたくなりました。
スイカズラや仙人草をフランスではなんと呼ぶのでしょう。
スイカズラは<忍冬>とか<金銀花>とも呼ばれ、漢方薬に使われますが、仙人草は名前とは裏腹に
毒のある草で、牧場で牛達が見事にそれだけ残して、草を食んでいたのには、感心しました。
どちらの花もとてもよい香りがします、花より先に香りで存在を知ります。
私は<金銀花>でリキュールを作ったことがありますが、きれいな琥珀色で素敵な香りのお酒になります。
もちろんとても美味しく、漢方で使うぐらいですから、身体にも良いと思います。
スイカズラは庭の<一つ葉>に絡ませてありますが、仙人草は、「野の花は野で」です。
里山の、木々に絡まる白い花を見ると、浮かぶ一節があります。
「かそけきもの、スイカズラに、仙人草。」
確か、マリーローランサンの「夜の手帳」の詩の一節だったと思い、久しぶりに本を開いてみました。
でもそこにあった一節は、私の思いとはだいぶ違ってました。
「すいかずら―仙人草 いたましいものばかり。」 大島辰雄訳
是は、「紅茶茶碗」と題した長い詩の最後の一節。
この一節は、仙人草を知る以前から私のなかにあり、仙人草を初めて見たときは嬉しかったのを覚えています。
そして、スイカズラや仙人草を見るたびにつぶやきます、「かそけきもの、スイカズラに仙人草」と。
では是は誰の訳なのでしょう、堀口大学もマリーローランサンの訳をしてるので、彼かもしれません。
私は、何処でこの一節に出会ったのでしょう。
フランス語の「夜の手帳」を探してみたくなりました。
スイカズラや仙人草をフランスではなんと呼ぶのでしょう。
スイカズラは<忍冬>とか<金銀花>とも呼ばれ、漢方薬に使われますが、仙人草は名前とは裏腹に
毒のある草で、牧場で牛達が見事にそれだけ残して、草を食んでいたのには、感心しました。
どちらの花もとてもよい香りがします、花より先に香りで存在を知ります。
私は<金銀花>でリキュールを作ったことがありますが、きれいな琥珀色で素敵な香りのお酒になります。
もちろんとても美味しく、漢方で使うぐらいですから、身体にも良いと思います。
スイカズラは庭の<一つ葉>に絡ませてありますが、仙人草は、「野の花は野で」です。
Comment list
こんばんは
花のことや 本のこと 作家さんの事
わわかりませんが
<金銀花>で作られたリキュールが気になってます。
飲んでみたいです。
ちなみにベースのお酒は何ですか?
花のことや 本のこと 作家さんの事
わわかりませんが
<金銀花>で作られたリキュールが気になってます。
飲んでみたいです。
ちなみにベースのお酒は何ですか?
Posted by 和尚 at 2008年09月02日 18:51
和尚さん、こんばんわ。
<金銀花>のリキュールに興味を持っていただいて、嬉しいです。
ホワイトリカーを使いましたが、今度はジンかウォッカで作ろうと思ってます。
コーヒーリキュールは、ラムが合います。
これから秋の果物や、お花のリキュールを作るつもりです。
もうすぐ<金木犀>が咲き出します(10月頃)是もいいお酒になります。
<金銀花>のリキュールに興味を持っていただいて、嬉しいです。
ホワイトリカーを使いましたが、今度はジンかウォッカで作ろうと思ってます。
コーヒーリキュールは、ラムが合います。
これから秋の果物や、お花のリキュールを作るつもりです。
もうすぐ<金木犀>が咲き出します(10月頃)是もいいお酒になります。
Posted by バラ色の雲 at 2008年09月02日 23:01
基本的に
「飲みすけ」
ですので
リキュールには つい つられちゃいました。
うちでも 作ってみたくなりました。
「飲みすけ」
ですので
リキュールには つい つられちゃいました。
うちでも 作ってみたくなりました。
Posted by 和尚 at 2008年09月03日 07:12
はじめまして...
植物は目の前のチューリップとバラの区別もつかないので,自信はありませんが...
「すいかずら」は chèvrefeuille(男性名詞),「仙人草」はclématite (女性名詞)だと思います...
すいかずらって... 分解すると雌ヤギ(chèvre)の葉っぱ(feuille)となりますが... 雌ヤギの好物なんでしょうか?
植物は目の前のチューリップとバラの区別もつかないので,自信はありませんが...
「すいかずら」は chèvrefeuille(男性名詞),「仙人草」はclématite (女性名詞)だと思います...
すいかずらって... 分解すると雌ヤギ(chèvre)の葉っぱ(feuille)となりますが... 雌ヤギの好物なんでしょうか?
Posted by CHERCHEUR DE PHRASES at 2008年09月03日 12:29
CHERCHEUR DE PHRASESさま。
はじめまして、コメントありがとうございます。
フランス語は(男性名詞)、(女性名詞)があるとは聞いていましたが、
植物によって、どちらになるかが違うのですね。
面白いと思います。
すいかずらの日本名は、花の蜜を子どもたちが吸うことから来たようです。
雌ヤギの好物かもしれません。
写真と文章のマッチした素敵なブログ娘と楽しみにしています。
中でも、寺山修司ナイス。
はじめまして、コメントありがとうございます。
フランス語は(男性名詞)、(女性名詞)があるとは聞いていましたが、
植物によって、どちらになるかが違うのですね。
面白いと思います。
すいかずらの日本名は、花の蜜を子どもたちが吸うことから来たようです。
雌ヤギの好物かもしれません。
写真と文章のマッチした素敵なブログ娘と楽しみにしています。
中でも、寺山修司ナイス。
Posted by バラ色の雲 at 2008年09月03日 20:27